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STM32のNucleoボードは上半分を切り取ることでST-Linkとして使う事が出来ると有名ですが,F303K8のNucleo-32ボードでもやってみました.
前回の投稿から結構空いてしまいましたが,研究で貴重なSTM32のマイコンを焼いたりしていました笑(焼いたのは私では無い)
で,今STM32はおろかST-Linkすら貴重になりつつある大変な世の中となっています.そのため,焼いてしまったNucleoボードをゴミとして捨てず,無理矢理デバッグプローブとして余生を送ってもらうことにします笑
Nucleo-32ボード
Nucleo-32とはArduino Nano風のアレのことで,64シリーズと違って折る事は不可能です.
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また,ボードリファレンスであるMB1180
文章によると基板上のCN2にSWDが出ているらしいですが,ここに繋いでも
動きませんでした.
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そのため,マイコン側のピン配置を参考に信号を取り出す必要があります.
ピン配置
F303K8T6のデフォルト設定は次の通りとなっており,これ通りに配線すればOKです.
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こんな感じ
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実際の所,VCPがSBxに出てることを知らずに作業したのでこっちもマイコンの端子に繋げてます.
裏面の記載はパターン剥がしたときのリカバリー用です笑
実際,CLKを剥がしてしまい後ろから配線しました.
製作例
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如何でしょう
満身創痍なのがお解りいただけるでしょうか(泣)
こんなんでもきちんと動いてしまうので面白いです.
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生け贄は秋月のF3ボードで.
終わりに
久しぶりすぎて文章が書けなさすぎる…
皆さんも動かなくなったNucleo-32を見捨てないでください!