目次
VIAのCPUを搭載したNASにArch Linuxを入れようとした際にカーネルパニックが発生した記録(短編)
はじめに
ELECOMのNSB-75S4T4DW2という,VIA QuadCore C4650を搭載したNASを手に入れました.
VIAとはいえ,普通にx86_64マシンでWindows Serverが動いていた物なのですが,HDD無しの状態で入手したため,いつも通りArch Linuxをインストールしようとしました.
しかし…
カーネルパニック

カーネルが立ち上がった瞬間,こんな画面で止まってしまいました.
BIOS起動ではこのようにパニックが出るのでまだマシですが,EFI起動だとブラックアウトしたままでなおさら意味が分からないです.
RIPを見ると,current_save_fsgs
というのが怪しいようです.
いつからかは分からないですが,VIAを使ってる人が居ないのか普通に起動しなくなったようです.
ワークアラウンド
上でネタバレしてますが,対応していないFSGSBASEを使用しようとして落ちているようです.
カーネルパラメータにnofsgsbaseを付ける事で動くようになりました.1
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インストールの際には,ブートローダのオプションに追記するのを忘れないで下さい.
Archなら/etc/default/grubに書き加えるだけですが,Ubuntuだと一度再起動して云々が必要かも.